タグ » プライベート

和のお稽古からの気付き

大人になると、きちんと師に就いて習う機会は減りますし、あっても職に因んだものに限定されやすいですが、子が1歳になる時期に三味線と端唄を習う機会に恵まれました。全く持って初体験です。

もう少し経緯を話すと、1年近く通ってくださっていたピラティスの生徒さんがご職業で三味線と唄をされていまして、お稽古されたい方を探していらっしゃいました。毎週拙宅までレッスンに通われていたので、ワタシの環境をよく存じていて、三味線を体験してみたい旨を伝えるとすぐに手筈を整えて叶えてくださいました。

ワタシは飽くまで趣味の域ですので、慎ましく細く長く、、、身の丈に合った手ほどきをいただければそれで満足なのですが、然るべきタイミングで端唄の流派に属することになり、それから年に2回は大きな舞台で金屏風を背に一進一退の芸を披露しています。

習うより慣れろとはこういうときに言うのでしょうか、本番中は勘を掴むとか自分をコントロールするとか、そんな概念が通用しない時間が流れます。芸事はすべてそうなのですが、練習したから大丈夫、はないです。不安を打ち消すために練習する、が本当で、練習したらその量がもしかしたら自信に比例するのかもしれません。あとは開き直りで人前に立つしか思い付かず。

気付きというのはそんな感情だけではなく、会の催しのときには専属のカメラマンさんが毎回お入りくださって非常に立派な写真を撮影くださるのですが、今回はA4サイズの合同写真もありまして、その写真からです。

踊っていてもこのサイズの写真はなかなか手にする機会はありません。流派一門家元を最前列の中央に、まわりは名取衆が囲み、正座、立て膝、立ち姿勢と三段にして横並び。ワタシは孫弟子で新顔ですので端におります。写真が大きいため後ろであっても表情まで明確、そして他にも繕えきれないものが写っていました。それは姿勢です。

正面から撮る写真では、前後に歪曲する猫背は着物がたわんだり顔の遠近が狂って見えたりする程度ですが、大勢のなかでまっすぐ上に走っていない背筋だとこれほどまでに目立つのかという気付きでした。膝が痛くて正座ができない結果、座位が落ち着かず片側に大きく肩が傾いた姿や、撮影の間ずっと立て膝を強いられても、結局正しくホールドできずよれた姿になったり表情がつらそうだったり。まっすぐ立つだけでも意外と大変だったり。本当にその方のカラダの事情をそのまま写し出されています。職業柄、姿勢評価をしてしまう。。。美しさは着飾るだけでは生まれないのですね。身に沁みて、カラダは資本です。芸を見せられる間は足も腰も大切に、生身の人間、まるっと美しく舞台にのりたいものです。

和のお稽古ごとは、文化的背景が根強いので礼儀貞節を欠くような行動は憚られます。基本姿勢の正座や所作に苦しめられながらお稽古を続けていくのは、きっと当人がいちばんおつらいはず。病院に行っても投薬と痛いことはしないでと言われるだろうしサポーターしていたらもっと動きを狭めてしまう。動かなくなる前に、正しく運動療法して晴れ晴れ舞台に上がられてほしいなと思いました。

ふふ、新参者が生意気にもすみません。

ピラティス

Twitterはじめました!

新年度から情報発信にTwitterも取り入れました。

クラス案内や残席の進捗状況を確認されたい方は、ぜひフォローにてご確認ください。

@neconiwastudio

こんな感じです。

 ヨガ